ラドカ・デネマルコヴァ

作家紹介

1968 年生まれのチェコの小説家、劇作家、脚本家、翻訳家、散文家、創作教室教師。同国の「マグネシア・リテラ」賞を四度受賞した唯一の作家。受賞作は『ヒトラーからの金（Money from Hitler）』（散文、2007）、『あなたは死を恐れない：ピーター・ラベルの物語（You Will not be Afraid of Death: The Story of Petr Lébl）』（ノンフィクション、2009）、『ブランコの呼吸（Herta Müller: Atemschaukel）』（翻訳、2011）、『鉛の時代（Hours of Lead）』（年度書籍、2019）。 2023 年には小説『チョコレートの血（Chocolate Blood）』を刊行した。その作品は 20 種類以上の言語に翻訳されている。プラハ在住、2024 年からはドイツ言語文学アカデミーのメンバー。

居住者計画

現在『南寧街（Nanning Street）』（暫定）という小説を執筆中。台湾とチェコ・プラハの家庭の平行する歴史を描き、民主（1989 年から台湾、チェコ／東欧で芽生えた）、人権、その守護者の発展過程を追う。台湾とチェコの歴史、現代事件の全貌を明らかにすることをが趣旨である。この小説を台湾で完成、長編小説『鉛の時代』の続編としたい。同作は一定の反響を呼んだが、新作では、より大きなグローバルな文脈から現代の全体主義の問題について考え、その危険性への警告の書としたい。 台北在住の Global Voice 編集長でチェコ語と華語を話す Filip Noubel と協力する予定である。また国家人権博物館との協力も考えている。またドキュメンタリー風ドラマを制作、内容は今日の世界における文学の役割、また私と台湾との関係についてである。