ヒルダ・ホイ

作家紹介

台湾系カナダ人作家、編集者、記者。台北、高雄で育ち、現在はベルリン在住。『トロントスター』、『プラハポスト』で記者、『旅行と国』、『Slate オンライン雑誌』、『BBC トラベル』、『Narratively ニュースサイト』等のメディアでノンフィクションを発表、文化ガイド『ベルリン探訪（The Hunt: Berlin）』を出版。様々な文体で小説、ノンフィクション、グラフィックノベル等の創作を行っている。テーマはディアスポラ経験、アイデンティティの模索等である。

居住者計画

レジデンス期間は、散文集の執筆をつづける。言語が移民者のアイデンティティをどのように構築するのか、個人、文化、国境横断等の複雑性も含めて探索する。散文集の暫定タイトルは『文字だけでなく（More Than Words）』、エスニシティ言語使用者の経験について考える。父母や親戚の使用言語がその土地の非主流言語であった場合、徐々に主流言語を使用するようになり、エスニシティ言語使用者はアイデンティティの問題に直面、親しい人々との対話や、原生文化への参与が難しくなる。『文字だけでなく』は回想録、叙事的ノンフィクション、インタビュー、横断領域的研究、学問的には言語学、ポストコロニアル研究、移民研究等にも言及したものになる。