謝曉陽

作家紹介

詩人、アーティスト。自己の身体経験やジェンダーをテーマとした創作を行っている。詩集『不要在我月經來時逼迫我（月経の時に私を追い込まないで）』を刊行、香港芸術発展局の助成を受けて、「姣際朗誦フェスティバル（Flirtatious Recitation）」を開催、広東語によるパフォーマンス形式の詩歌朗読を提唱している。現在台北芸術大学文学領域横断創作研究所に在学中。

居住者計画

「百年前、フロイトは性的トラウマの暴露過程をパズルに喩えた。偶然的に鍵となる問題が明かされた時、まるで一枚のピースがはめ込まれて明快な図案ができあがるように、それは患者にとっては最良の励ましとなる。」 ——『心的外傷と回復（Trauma and Recovery）』ジュディス・ハーマン　　 『パズル』は七章からなる長編小説、非線型的に主人公の女性の幼時から 30 代までの人生を描く。 一、現代社会に生きる女性の役割固定、性的嫌がらせを、旧社会の性暴力に対する忌避、保守的な態度と対照させながら描く。 二、女性が障害に遭いながらも社会正義を求め、成長していく姿。 三、性暴力被害者の家庭が直面する困難、その複雑性。 レジデンス期間に七章のうち一章を完成させる。