2022 駐村作家
林于玄
- 出生地:台灣
- 居住日:2022/05/14-2022/06/02
作家紹介
詩集に『今度は猫がやって来た(仮訳)』(斑馬線文庫)がある。台湾師範大学社会教育学部で履修。「想像朋友写作会」の会員。「永遠の別れの記憶そして技巧:張亦絢の『永遠の別れの書:私がいない時代に』の歴史的記述、トラウマの記述、政治的記憶(仮訳)」が政府科技部の大学生の研究補助金の対象となる。『傷兵は街角にいない:社会運動トラウマ系列創作計画(仮訳)』が政府文化部青年創作補助金を受ける。
居住者計画
台湾の現代の文学作品には、「社会運動のトラウマ経験」を扱ったものがほとんどありません。しかし公の場から離れ革命に別れを告げた後に、その生活は泥沼の戦いとなります。社会運動を理解するには集団を語る必要がありますが、社会運動のトラウマを理解するには個人に目を向けなければなりません。文学という視点からは、公の場を離れた社会運動家の複雑な命の軌跡をたどることが可能です。物語の中で描かれるトラウマが一種の保護ネットとなり、自分自身、そして社会運動のトラウマを経験した人々、さらにはこれから運動を行う人々をしっかりと受け止めてくれる手段となることを願います。