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2021駐村作家


多馬斯

  • 出生地:台湾
  • 居住日:2021/07/24-2021/08/12

作家紹介

1972年、台湾の桃園市復興区生まれのタイヤル族。台湾師範大学国文学系修士。原住民文学の創作を得意とする。教育、自然有機農業、そして、生活に関わりのある文学の創作を好む。作品は海文化雑誌社、台湾文学館、立報、文学台湾雑誌社、印刻出版社、九歌出版社、幼獅文芸などの出版社に掲載されている。国立文化芸術基金会、高雄市文化局、台北市文化局賞の文学創作プロジェクトで補助金を獲得している。現在は農家、ハンターの仕事に加え、台湾原住民作家筆会常務理事を務めている。

居住者計画

中国語執筆プロジェクトでは、4万字の小説内で1907年の大嵙崁枕頭山(插天山の隘勇線を設置)で日本軍とタイヤル族間で発生した重要な戦いをメインにストーリーを展開します。マジックリアリズムの手法で、タイヤル族が現代と過去の時空が交錯する中、歴史の亀裂の中でどのように生き抜いていくかを描写します。タイヤル族をストーリーの中心とする歴史小説の執筆に挑戦します。現代と過去の時空の背景にタイヤル文化の衝突について詳説し、歴史的経験から主人公が自分の文化のルーツを探り、日本統治時代と国民政府時代に山間部の集落で起きた、部族間の致命的な対立について推演していきます。創作はタイヤル族の祖先の言い伝えである「ガガ(GAGA)」を守って行います。前世紀のタイヤル族は飛んで火にいる夏の虫のように儚く散ってしまいましたが、北の插天山の夜明けとともに、現代のタイヤル族によってその魂が未来へ脈々と受け継がれていくことを筆者は願っています。

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