二十歲青春物語|Kazbom篇
20歳は私の人生のターニングポイントと言えます。
19歳の夏、台北から2800キロ離れた北海道に一人で行き、1年間の留学生活を始めました。
同じ言語の国の快適なグループ内にまとまらないようにするために、私はさまざまなコースを受講し、大学のバスケットボールチームのトレーニングに参加しました。そして最も重要なのは、2つのアルバイトをしたことです。日本でのアルバイトですが、18歳になるまでは、日本で働くことなど絶対に不可能だと言っていました。日本に行って、日本語で道順を尋ねるのは少し厄介なのに、まして日本でアルバイトをするなどとんでもないと。しかし1年が経って、私は実際に日本でアルバイトをしたのです。それも2つもです。
「とにかく、勉強のために日本に来た。他はあえてやることはない」
このように考えてドーナツチェーン店に来て応募しましたが、面接で店長からカウンターかバックコートかと聞かれたのを今でも覚えています。私はカウンターに立ちたいと言ったのですが、今ではレジ係でお客と接するのが日本語の練習をする機会になっています。
ただ、店長はフロントでアルバイト生に立ち会う時は非常に厳しく、初めてアルバイトとして働き始めたときは、 最も基本的な「いらっしゃいませ」から舌を噛みそうになる「ありがとうございます。またお越しくださいませ」まで、授業以外はいつもいろいろなサービスの言葉を練習していたのを覚えています。
その間に私の仕事を直接見ていた客は、私が仕事の合間にこれらの文章を練習したという印象を持っているはずです。
ただ、一番難しいのは、客が支払う料金を受け取りながら、ドーナツの名前を復唱することです。ドーナツの名前はそれぞれ異なります。それらは複雑で饒舌です。すべてを覚えるのに1週間かかりました。しかし、この間、私の日本語は急速に上達しました。
時間が経つにつれ、カウンターに立つのも楽になりました。時には店長は私一人をカウンターに立たせることもありました。私の日本語能力は向上していきなり電話がかかってきても簡単に対応できるようになりました。日本に来て半年になりますが、日本語が上達したという達成感があります。
私はよく「日本語はどうやって学ぶの?」「日本に留学するにはどうしたらいいの?」「私は大学4年だけど、交換留学で日本に行ける?」などと尋ねられることがあります。
私はEveの<お気に召すまま>の歌詞が本当に好きです。
「できないなんて言わないでね」
「今更なんて言わないでね」
「大正解なんてないのさ」
「不要說什麼 我一定做不到的」
「不要說什麼 都已經事到如今了」
「根本沒有什麼絕對的答案」(訳者注:前三行の日本語を中国語のままにした)
できないことは何もない。ただその一歩を踏み出さないのは私だけ。
遅すぎることは何もない。ただ失敗を恐れるのは私だけ。
20歳は私の人生のターニングポイントです。 あえてやらなかったことがたくさんあり、今まで思いもよらなかったことがたくさんありました。 そして、これはすべて、実際には大学入試での私の失敗から始まりました。第一の選択肢がなかったので、日本への交換留学の機会を勝ち取るために最善を尽くすことにしました。勉強する以外に何もすることがなかったので、YouTubeの動画を作り始めました。
できなかったことや不可能だったことを後悔するのではなく、立ち上がってまだできることをやったほうがいいです。
Kazbom [20歳のプレイリスト]
01.Eve〈お気に召すまま〉
02.Mrs. GREEN APPLE〈灰色と青〉
03.米津玄師+菅田将暉〈Sunny Day Sunday〉
04.My Hair is Bad〈真赤〉
05.ヨルシカ〈言って。〉
06.斉藤和義〈歌うたいのバラッド〉